麻布十番教室 年長レッスンのレベル感

ピグマリオン学院のカリキュラムは、標準進度としては、「年長12月に、100までの加減計算が暗算でできる」です。

しかし、特に港区近辺のご家庭では、進度がとても早い進度のご家庭から、年長くらいから学びを始められるご家庭まだ、多種多様となっております。

現年長のご家庭で最も早い進度のお子様は、数量でいうと、かけ算(208×7レベルを暗算で)やわり算(65534÷245を筆算で)などを終了し、小数(2.845+7.158を暗算で)に取り組んでいる子がいます。

年長でとても進度が早いお子様が取り組んでいる計算(暗算)

思考系も、ピグマリオンの小2レベルのものをとりくんでいらっしゃいますので、ピグマリオン学院の進度としても2年以上の飛び級のお子様がいらっしゃいます。(これに近いレベルは2名いらっしゃいます)

また、ピグマリオン学院 麻布十番教室にご入会後1年以上を経過しているご家庭の5割くらいのお子様が、10000までの加減計算(3456+4876を暗算で)に取り組んでいらっしゃるため、標準進度より早いお子様も一定数いらっしゃいます。

年長で進度が早めのお子様が取り組んでいる計算(暗算)

ピグマリオン学院 麻布十番教室の年長さんの中では進度としては8番目位(上記の問題が少し苦戦気味)で、小学校受験を予定されているお子様は、伸芽会やジャックの模試を受けると、全体で一桁から20番以内くらいの成績とのことです。

一方で、最近ご入会された年長さんの中には、「4+5」くらいからスタートをしているクラスもあります(ピグマリオン学院の年中コース)。また、「8+7」くらいのクラスもあります。土日ですと1クラスずつのため、時間を選ぶことは難しいですので、その点ご理解の上、ご体験のお申し込みを検討ください。

枠に空きがありましたら、体験やご入会のご案内が可能でございます。

なお、ピグマリオンの数量の取り組みの進みを阻むものとして

・指で数を数えるクセ
・1個ずつモノを数えるクセ

で自宅学習をしていたり、幼児教室で学んでいる場合は、この癖を取り除くところからスタートになります。

数量の認識の基礎は「まとまりで捉える」「合成・分解できる」「頭の中で想像できる」です。

保護者自身も、保護者が受けてきた教育や、他の幼児教室での経験などを一度リセットして取り組んでいただく必要があります。

「筆算やかけ算の九九を覚える前に、10000までの加減計算が暗算できるようになる」

一桁ずつの計算をテクニックで解決するのが筆算

暗記でかけ算を覚えるのが九九

図形感や数量感などで10000までの加減計算や3桁×1桁のかけ算ができるのがピグマリオン

上記2つはテクニックと暗記、下は能力

筆算は「1桁の足し算・引き算の能力のみで計算をするテクニック」であり、1の位から数字を見る癖がつくため、「全体を見ずに部分を見る」ところがスタートです。高学年になって「全体」も見られるようになり、「部分だけではなく全体も見られるようになる」子のみしか算数・数学が伸びません。

10000までの加減計算が暗記ででき、上の位から見る癖がついているお子様は、「上の位から見て、下の位は後から考える」癖がついているため、まずはおおまかな数量感の予測をつけることが可能です。「全体も部分も両方同時に見る」ことが可能です。

講師として子どもたちの視線を見ていると、前者と後者の子の目の動きが全く違うのがよく分かるのです。

ピグマリオンやピグマリオン学院のレッスンでは、先取りを目的とはしていません。

年長からピグマリオンを始めるお子様には、まずは「10000までの加減計算が暗算で出来る」ための能力を磨いていただきます。

最初は、他の学びの影響を苦戦する可能性がありますが、それでもお子様たちの柔軟性は高いので、保護者の方がピグマリオンの考え方に共感いただき、子ども任せにせず、親子で学んでいただければ、必ず出来るようになります。

その際には、お約束いただきたいのは、「他の幼児教室からは離れていただく」ということです。複数の教室に行かれると、お子様も混乱しますし、保護者も暗記・暗唱・テクニックに引っ張られます。

港区近辺のご家庭は、本当に多くの習いごとをされていらっしゃいます。

もちろん運動や芸術系はとても良いと思いますが、いわゆる学び系・ペーパー系はそろばんも含めてピグマリオンとは一緒にされない方が良いと思います。

ピグマリオン学院 麻布十番教室