ピグマリオン学院 麻布十番教室の最近のインスタグラムでは、「ピグマリオン学院のカリキュラムと中学受験の問題とのつながり」について投稿していることが多いです。
SNSにでは「本来伝えたいこと」をずっと書き続けても、文字数が限られていることもあり伝わりにくいと感じています。
そして、フォロワーの数が少ない段階で、思想的なメッセージを書いても、あまり説得力がないのも特徴の一つです。
それであれば、ある程度「数」という説得力をもう少し持ってから、本来伝えたいメッセージを書いた方が伝わりやすくなるのではないか?と思いますし、間接的にでもピグマリオンの素晴らしさを感じていただけるのであれば、それはそれで良いのではないか?という思いから、現在は
「ピグマリオンで幼児に取り組む内容と入試問題や算数オリンピックの問題とのつながり」
というテーマを多めに投稿しています。
インスタグラムのフォロワーも少しずつですが増えており、開設2ヶ月で200名の方にフォローいただけているので、上記のような情報が参考になっている方も一定数はいらっしゃるかと思います。
ということで、もちろん「中学受験にメリットはある」ということは大前提の上で、一方で「別に中学受験のためのメソッドではない」という立場は、これからも何度も述べていきたいと思います。
そして、多くの親御様はすでにそれを理解されているのか、麻布十番教室にお越しの生徒様の割合は、2022年5月現在では、以下のようになっております。
1.インターナショナルプリスクール(30%)
地域柄、私立幼稚園に通われているお子さまの割合が最も高いのですが、それ以上に目を引くのがインターナショナルのプリスクールに通われているご家庭の率の高さです。
そして、プリスクールのお子さまがは、年中かまたは年長から通室されるご家庭が多いのも、現時点での特徴です。
すでに中学、または高校までの通学が決まっているため、長い目でみた思考力の強化、数学的な素養の向上を視野に入れていただいている親御様が多いのが特徴で、進度についての執着が高くない傾向を感じます。
教育熱心ではありますが、良い意味で「我が子を他者と比較しない」という心構えが最初から出来ているご家庭が多いように感じます。
そして、体験後の入会の意思表示が早いのも特徴です。
2.私立幼稚園(44%)
現時点では、もっとも多い割合ですが、小学校受験や中学受験を検討されているご家庭から、高校まで決まっているご家庭までいらっしゃり、多種多様です。
高校まで進路が決まっているご家庭は、どちらかというとインターのご家庭に近く、受験というよりも思考力を含めた数論理能力や図形感覚の向上を願って通室されるご家庭が多い傾向を感じます。
もちろん、小学校受験や中学受験をご検討されているご家庭も、長い目で見た思考力や創造性を期待されてご入会・通室されている親御様がほとんどですが、受験という目標に対する多少の切迫性を感じる場合があります。(これは、悪い意味ではありません。)
年少のご家庭は、入園直後で幼稚園に慣れるのが大変で、4月よりも5月からの通室を希望されるご家庭も多かった印象を受けます。
3.公立幼稚園、保育園(5%ずつ)
公立幼稚園、保育園のご家庭は、現在のところは中学受験を見据えているお子さまが通室されています。同時に、「中学受験にこだわっているわけではないので、将来子どもが望めば高校受験も検討するかもしれない」というようなお話をサラッとされています。
なお、今後は公立幼稚園や保育園のご家庭の通室者の数や割合は増えてくるように思っています。
このように、すでにさまざまな進路を進まれているお子さまで構成されているのが、麻布十番教室の特徴です。
おそらく将来は海外の大学に通われ、若い時から海外で活躍されるお子さまもいらっしゃるでしょうし、国内で国家資格などを目指されるお子さまや起業を考えるお子さまも出てくるでしょう。
最初の方にも少し記しましたが、
「受験のため」
というような思想ではなく、あくまでも
「お子さまの将来のため」
という目的でピグマリオン学院が運営されているからこそ、このような通園先のばらつきが出るのだと思っています。
また、ピグマリオンの小学生グレードの後半では、数学の分野も取り扱うため、例えば中学以降の進学先が決まっているお子さまであれば、一般的な中学受験塾に通われているお子さまよりも思考力が高い状態で、小学校高学年(お子様によっては中学年)から、中学数学と一部高校数学に触れていただくようになります。
もちろん中学受験をご検討のご家庭でも、いわゆる中学受験の最難関校のほとんどは、中学受験の問題を数学の知識を用いて解答することに、なんの制限もかけておりませんので、現在PグレードやYグレードのお子さまであれば、中学年くらいにピグマリオン学院の小学生グレードを終えて、その後の選択肢をゆっくり考えることができるようなお子さまも出てくるかと思います。
インターのお子さまであれば、英語力と数学力を武器に国内の大学受験と海外の大学受験の両面から検討する視野が広がる可能性も出てきます。
ピグマリオン開発者の伊藤恭先生は、
「学校で一番、二番取るのは当たり前。そうではなく、自ら創造できるようなお子さまが親とともに学ぶのがピグマリオン」
と良くお話になりますが、どのような進路先でも活躍できるようなお子さまを、親御様と一緒に学びつつ、取り組んでいければと思います。
ピグマリオン学院 麻布十番教室